Benからのメッセージ ③
恐怖の検査結果を受け取った数日後、系列のクリニックへGO!
そぅ、人生初のアノ検査を受けるためだ
わたしはなんの疑いもなく受診当日にスグ検査が受けられると思っていたので、前日の夜9時から自主的に絶飲食
胃の中を空っぽにした状態でクリニックに到着した
受付にて、保険証を出しながら
「大腸カメラの検査をしてください」
と元気よく言った
すると受付嬢…
「(ナニ言ってんのこの人)はァ…。まずは初診表を書いてください」
むむっ
わたしの(強い)意志がこのヒトには伝わらなかったみたいだ
まぁいい
受付がアホかもしれん
ここでダメなら先生に直接訴えるまでだ
病院はどこも同じと思うが、初診はかな~り待たされる
そのクリニックも予約制をとっているようで、予約のない一見客は名前を呼ばれるまで延々と待つ必要がある
ふふふ…
そんなこと、モゥ学習済みだぜ!
図書館から借りてきた5冊の本を持ってきたぜ!
待たされること1時間…
さすがに長すぎるんと違いますか?
初診患者をバカにしてませんか?
(してません)
そんなこんなで1時間半
ようやく名前を呼ばれる…
(長)
いよいよだ。ついにいよいよだ
落ち着けワシ
ついに検査の時が訪れたけど、先生の注意を聞いて力を抜いてりゃいいさ
(タブン)
ギギギとドアを押して開けようとしたら、イマドキの病院の扉はスライド式で焦った
まずは先生と初面談
40代と思しき、いかにも大腸カメラの魔術師のような印象の先生だ
(なんのこっちゃ)
あらかじめ渡してあった結果表を見ながら先生が…
「ほほー。Ben検査にひっかかりましたかー」
「じゃぁ、〇〇からカメラ入れて検査しましょう」
やはり、そぅ来たか
先生、ワシのほうは準備万端ととのっております
さぁ、早くアノ検査をやってもらおうじゃないの!
カモ~ン、大腸カメラ
ここは一発、やる気を示すときだと思い
「はいっ。きのうから絶飲食できました。よろしくお願いします」
と鼻息荒く宣言した
(もはや意味不明)
すると先生、なぜか受付嬢とおなじ顔をして
「(この人、アホなの?)はァ?きょうは検査しませんよ」
とポツリ
はァ?
なんでつか?
なんで、そーなるんでつか?
ワシはそんなに悪いんでしょうか?
検査も受けられないくらい、ヒドい状態なんでしょうか?
ワシの頭は??でイッパイ
アホをさとすように、先生は丁寧に説明してくれた
聞けば、
〇 検査は毎週日にちが決まっていて、月・火・水・金の午後1時から
〇 検査前には、腸の中をカラッポにする処置が必要である
〇 今、最短で予約可能なのが12月以降
〇 まずは予約をとってから
ということだった
アホだ。アホなのは受付嬢でもなく先生でもなく自分自身だった
よっく考えてみたら当たり前よね
大腸の検査をするわけなんだしさ、胃の中をカラッポにしたって意味がないし
スゲー待ったように、混んでるクリニックだしね
行ってスグ、検査が受けられるはずないじゃん
大腸の中の不気味な存在に気をとられるあまり、よく考えもせず暴走してしまった
(ワシあるある)
ションボリしつつ、血液検査とお腹の触診
血液検査は、血が止まりにくくないか、の検査だっけな
(うろ覚え)
続いてベッドにあおむけになってお腹の触診
内心、
(そんなもん、触って病気がピタリと言い当てられたら検査なんていらんて)
と毒づいた
検査が受けられないとわかってから、なんしか気持ちが荒んでいる
(自分勝手)
先生が、触診しながら
「Jiはありますか?」
と聞いたので、元気に「あります」っと答えた
はて。Jiと大腸は関係あるのだろうか?
(たぶんね)
その後、ナースにバトンタッチして検査にともなうもろもろの説明を受ける
〇 検査3日前から消化のいいものを食べてね
〇 消化のいいものって、こんなもの(イラスト付きの一覧表をもらう)
〇 検査前日は、特別食のコレ食べてね
〇 検査当日は、1.5時間くらいかけて2Lの水に溶かした下剤を飲んで…
2、2リットルぅ!
そんな大量の水が短時間に飲めるだろうか?不安
消化の悪いもの、の中に、ワカメが入ってて思わず笑う
(好きだし)
そして手渡された、検査前日用の特別食がコチラ
クリアスル~(笑)
コレはカロリーがほとんどないとかで、消化のいい食べ物(と言ってもレトルト)が詰まった3食セットらしい
しかも間食用に、おろしリンゴ付き
これは見た感じ、ジェルみたいなもんかな
検査をキャンセルしても、この特別食は返品できないとも念押しされた
まぁいっさ
キャンセルする気はないし、フツーにダイエット食だと思えばいい
…というわけで、検査血行日は12月某日と決まったのでした
(12月の検査後まで)つづきます
さいごまでご覧いただきありがとうございます。