Benからのメッセージ ②
前回からの続き
あんかけスパ食べて、お腹大満足
(ゲフ)
気がつくと、予約時間が迫っている(急げー)
予約3分前にクリニック到着(ホッ)
ここは検診のほかに一般的な内科診療も行っているので、待合室には具合の悪そうな人がいっぱい
あちこちで、ゲホゲホ、コホコホやってる人がいる
んもー
元気なわたしまで風邪をもらってしまいそう…
こうゆクリニックでは、予約時間なんてあってないようなものなので、約束時間から遅れることしばし…
待つ…
待つ…
待つ…
マダデスカー(泣)
そして、ようやく
「Mさぁ~ん、お入りください」
(M本名)呼ばれる
ギギギとシブいドアを開けると、そこには50代とおぼしき白衣の先生が鎮座していた
検査結果らしい用紙をジィーっと見ている…
コッチ向いて開口一番。
Dr.:「Mさぁん、ほらココ。要検査ですねぇ(キッパリ)」
け、けんさですと?
ある程度予想していたこととはいえ、一瞬にして全身に動揺が走る
ずずいと目の前に突き出された結果表の、先生が指差すその先には、「D(要検査)」の文字が!
落ち着け~
落ち着け~
フゥ~っと息を吐いて、気持ちを落ち着けて結果表を見てみる
!!
するとBenの欄に赤い文字
Benがなんですと!
ワシのBenがなにかやらかしましたか?
Benはほぼまいにち出てるんですけどぉ(違)
平たく言えばBenに赤いアレが混じってました、という結果だった
マジか
マジでか…
ついに死ぬのか…
まだやりたいことがあるのに(何?)
泣きそうになるのをガマンしてDr.の説明を聞く
「Mさんのバアイ、Ben2回採取のうちの1回が陽性ですね」
「〇〇(マフラー)からカメラを入れて、腸を観察する検査しましょう♡」
カメラですと?
マフラーですと?
ワシそんなに悪いの?
(動揺すると一人称がワシになります)
ワ、ワシ
いつまで生きられるんでつか?
Dr.に掴みかからんばかりの勢いで聞いてみる
どうやら、Benにアレが混じった結果がでた時にする検査としては一般的なものらしい
しかも、まだ病気と決まったわけではないらしい
ホッ
(でいいのか?)
先生、ワシそんな検査初めてなんですけど、大丈夫でつか?
痛いのにめっぽー弱いんですけど
検査で死ぬってこともゼロじゃないですよね?
(半泣き)
「大丈夫、大丈夫♡」
先生の語尾に、なぜいちいち♡がつくのかいっさい不明だが、系列のクリニックでついに人生初めて、〇〇からカメラを挿入して大腸を検査するという壮絶な経験をすることになったのでした
続きます
さいごまでご覧いただき、ありがとうございます。