Mのつれづれ日記

フルやウルトラをぼちぼち走る日常をつづります

2018丹後ウルトラ 参戦記4〔第3関門 碇高原管理事務所から第4関門 丹後庁舎まで〕

 

 

70kの通過がスタートからおよそ8時間半

午後1時ころ

 

 

〔ラップ71k~80k〕1:14:45

今回、碇高原にはドロップバッグを預けなかった

これは、今回はじめての試み

弥栄庁舎から碇高原まで距離にしたら20k弱だし、弥栄でしっかり荷物の補充ができたら碇は不要じゃね?と思ったのだ

実際、飛騨高山では100kの部でも荷物預けが丹生川支所の1ケ所だけだし

荷物があると、どうしてもアレ見たりコレしたり…と時間を使ってしまいがち

なので時間短縮のためにも、碇の荷物預けは「最初っからないもの」として今回は臨んだ

荷物を素早く出すためゼッケンを確認していたボランティアさんに「荷物ありませーん」と大きな声で伝え、そのまま飲食コーナーへ

 

確かここだった覚えだけど、そうめんが提供されてた

それが、なんか、山盛りになってんの

 

 

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あくまでイメージ

 

 

残すと叱られると思ったし、全部はとても食べれそうにない量にみえたので、

ワシ:「食べられないので、半分でいいんですけど…」

と、切り出すと…

 

ボラ:「いいのいいの。食べれるだけ食べてって」

 

マジかっ

ここでも地元の方の優しさに触れ涙腺崩壊

 

自分から沁みでた塩味の効いたそうめんをすすったのでした

 

 

ここからおよそ10kは直線的な下り

脚の裏側の筋肉がガッチガチに固まって言うことを聞かない

それと、足裏のマメも痛い

せっかくの下りなのに、まったくペースが上がらない

下りで歩いてしまうのもモッタイナイのでゆるゆると下っていく

この下りで、さらに足マメが育った感触があった

 

 

ここで思いついた、ひとつの妙案

ワシって賢い!

 

いつもマメができたら針で穴あけて潰すよね

中の液体を出してしまえば、かなり痛みは軽減できるよね

そうだ。液体がたまって圧迫するから痛いんだ

じゃぁ、潰して水を出したらエェやん

 

そうひらめいた

これでラクになれる、そう思った

次に、なんとか走りながらマメをつぶす方策は…

あった!

これしかない

 

ここまでマメのできた痛いほうの足(左)にはできるだけ負担をかけないようそろりそろりと走ってきたが、爆発的な力を一気に加えたらその圧力で穴があいて水が排出されるんじゃね?

靴下は多少濡れるかもしれんけど、この際痛みをとるほうが先決だ

 

 

下りの勢いを使い、渾身の力を振り絞って左足をおもいっきり踏み込んだ

えい!

 

 

 

 

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結局、マメは破裂するどころか、かえってその圧力により面積が拡大化しただけで、問題解決には至らず、むしろ痛みが増幅したのでした

 

よく考えたら、ね

足の裏に体重がかかり摩擦が発生し続けた結果、こぅなったんだからさ

足の裏踏んづけたって、マメが破裂するはずないよね

ただ痛い思いするだけですガナ

 

ふつうの思考回路ならすぐに思いつきそうなモンだが、食べることと走ること以外は退化したウルトラ脳だと正常な判断もままならない

 

よ、よけいなことは、もぅしない…

 

できるだけ、マメを悪化させない方向でゴールまで共存しようと思った

 

 

 

縦貫林道左待避所エイドは、元気なおば様ボランティアが活動しているエイド

ボラ:「ぐわ来た、ぐわ♡アンタ3人目かいな?知らんけど」

知らんてなんやー(笑)

ことしも歓待してもらって元気出ました

 

 

淡々と下って海岸線に出た

 

筆石エイドでバナナを食べていると、ひとりのおば様ボランティアがわざわざテントの外に出てきた

ナンダロウ?

 

ボラ:「この黄色いTシャツ、毎年来てくれてる人たちやなぁ。ありがとなぁ~」

ガシガシ(握手)

 

 

え?そんな~アリガトだなんて

覚えてくれてるんだなぁ

こんな大勢の選手が通るのに

 

「こちらこそ、毎年ありがとうございます」

 

嬉しくてここでも涙腺崩壊

 

 

…というか、後半にいたっては…

だれやねんとハイタッチして泣

ロボ子さんが車で応援してくれて泣

去年の大会中止を思い出して泣

キレイな海岸線が見えては泣

…いちいち泣いてたのでペースが上がらなかった

(言い訳)

 

 

この辺りで本格的に暑さを感じ(遅)、氷のあったエイドでは氷をもらって手に持って走った

首を冷やしたり手のひらを洗ったり

 

ちょっと暑さに気がつくのが遅スギた感あり

 

 

80k通過が午後2時15分ころ

つまりオットがアミティに到着したころ、ワシはゴールまでまだ20k以上の、屏風岩のあたりをウロウロしていたのでした

 

 

 

 

続きます